子どもの習い事の付き添いが、南風原町のまちづくりプロジェクトとの出会いになり、私のダニ対策活動に新たな可能性が生まれた話

この記事にはダニ対策の具体的な情報は含まれていません。私自身の体験談として、地域活動への取り組みについて書かせていただきました。
何気ない子どもの習い事から始まった物語
小学生の子どもが「プログラミングを習いたい」と言い出したのは、今思えば運命的な出来事でした。
南風原町で開催されている無料のプログラミング教室があると聞いて、軽い気持ちで申し込んだのが「コーダードージョー南風原」でした。
主に南風原中央公民館でやってます。
最初は単純に「無料で子どもがプログラミングを学べるなんてありがたい」という気持ちで付き添っていました。でも、そこで出会った玉城陽平さんは、ただプログラミングを教えているだけの人ではありませんでした。
初めてお会いした時の印象は「頭いい。仕組づくりがすごい。ビジョンの見せ方が上手」でした。話をしていくうちに、この人は何か大きなことを考えて実行している人だということを感じました。
ビジョンがすごい
玉城さんの一般社団法人Code for Haebaruのビジョンを知った時、驚きました。
「沖縄の南風原町で地域に根ざしたデジタルの学びとつながりの場をつくり、地域づくりへと展開させる」。
これは単なる子ども向けプログラミング教室ではありませんでした。
子どもたちにプログラミングを教えながら、将来的にその子どもたちが地域の人材として成長し、地域参画につなげていく。
10年後、20年後の南風原町の未来を見据えた壮大な設計を、今から実行している人だったのです。
さらに驚いたのは、子どもだけでなく商工会議所でAI活用の経営者講座を開催するなど、大人への展開も含めた包括的な取り組みを行っていることでした。
たぶんこの他にも様々なジャンルでこんなことを設計してる「意味が分からないくらいすごい」というのが正直な感想でした。
一人で抱えていた私の悩み
実は私、琉大病院で2025年2月に開催されたアレルギー勉強会に参加したことがきっかけで、地域での活動を始めたいと思っていました。耳鼻科、皮膚科、小児科の先生方のお話を聞いて感じたのは「ダニ対策は重要だが具体的な方法は周知されていない」という現実でした。
記事はこちら↓

私はYouTubeやブログで綺麗事なしのハウスダストアレルギー対策」や「トコジラミ警察」を運営し、これまで多くの方からの害虫に関する個別相談に応じてきました。「とにかく具体的方法を教えてほしい」「病院からのアドバイスがない」「家に帰ってから孤独、何すればいいか分からない」という相談が多かったです。
綺麗事なしのハウスダストアレルギー対策
https://www.youtube.com/@no-nonsense-house-dust-allergy
両方ともYouTube・ブログ等やってます
「相談できる人がいなくて、相談できて良かった」と言われる度に嬉しい反面、一人でこの活動を続けることの重圧も感じていました。SNSでは個別に対応できるけれど、リアルな地域でどうやって活動を広げていけばいいのか。どこから手をつければいいのか分からず、モヤモヤした気持ちを抱えていました。
まちづくりプロジェクトとの出会いが変えたもの
玉城さんのまちづくりへの取り組みを知った時、私の中で何かが変わりました。一人で停滞してたものが動き出すような感じがしました。
世の中には暗いニュースが多く、漠然とした不安を抱えがちですが、地域のために動くと心が豊かになる。この実感を、少しですが玉城さんとの出会いを通じて強く感じることができました。
地域活動のやり方を学ぶ
玉城さんとの出会いをきっかけに、地域活動について本格的に学んでみようと思い、Code for Haebaruが主催するファンドレイジング講座に参加しました。
ファンドレイジング講座での学び
この講座では、非営利で活動する団体の資金確保の取り組み全体である「ファンドレイジング」について学びました。NPOとは何か、ビジネスとNPOの違い、行政とNPOの違いなど、基本的なことから教えていただきました。
特に印象的だったのは、AIを活用して自分たちの取り組みを言語化する方法でした。「そもそもの資金のニーズを言語化して、支援をしたいと思う方々へ伝えることが大事」ということを学び、個人・地域・社会全体の3階層で言葉を整理する方法を教えていただきました。
まだまだ未熟で実践はこれからですが、地域活動を持続可能にするための具体的な手法を学べたことで、自分の活動に新たな視点を持つことができました。
講座の詳細については、こちらの記事をご覧ください
新たな可能性への期待とワクワク感
コーダードージョー南風原と一緒に活動したらすごい場面に出会える気がする。そんなワクワク感が私の中にあります。
現在、私が考えている活動は以下のようなものです:
- 出張講座の実施: 地域の公民館や集会所での実践的なダニ・チャタテムシ対策講座
- 医療機関との連携: 病院や薬局の待合室での相談会実施
- 個別対応の継続: これまで通りのきめ細かな個別相談
- 地域展開: まず南風原町から始めて、他地域への展開も視野に
これらの活動を通じて、医療現場と患者さんの間にある「具体的対策方法」のギャップを埋めていきたいと考えています。
持続可能な活動を目指して
あと思ったのは「継続にはゆとりがないと人を助けられない」「力を入れるには資源が必要。みんなそれぞれ生活がある」という現実的な視点でした。
しっかりと稼ぎながら地域に還元する。この両立こそが、長期的に地域貢献を続けるための鍵だと思います。いつか玉城さんのような仕組みづくりの上手な人たちと一緒に、「うまく回る」活動を作っていけたらと夢見ています。
ファンドレイジング講座で学んだ資金調達の知識も活用しながら、持続可能な地域活動を目指していきたいと思います。
子どもの習い事から始まった人生の転機
振り返ってみると、すべては子どもの「プログラミングを習いたい」という一言から始まりました。何気ない付き添いのつもりが、南風原町のまちづくりプロジェクトとの出会いになり、私の専門分野であるダニ対策活動に新たな可能性をもたらしてくれました。
地域の同じ志を持つ人との出会いによって、大きく広がる予感を感じています。同じ想いを持つ人たちと連携することで、より持続可能で効果的な活動になるんだと思います。
これから始まる新しい挑戦
琉大病院アレルギー講座での気づきから始まった私の想いが、子どもの習い事を通じて南風原町での新たな挑戦へとつながっていく。この経験を通じて、人生には思いもよらない出会いと可能性が待っていることを改めて感じています。
一人ひとりができることは小さくても、地域のために行動を起こそうとする気持ちがあれば、道は開けます。そして、その道は意外なところから始まるのかもしれません。
私自身もまだ始まったばかりですが、コーダードージョー南風原との出会いを大切にしながら、このワクワク感を現実のものにしていきたいと思います。より多くの方々のお役に立てるよう頑張っていきます。
もしこの記事を読んでくださった方の中で、ダニ・チャタテムシ対策でお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。原因不明の痒みの調査なども行っています。また、地域での活動に興味がある方も、一緒に何かできることがあるかもしれません。
子どもの習い事の付き添いから始まった私の物語が、誰かの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
南風原町以外でも、県内全域対応してます。
いや、全国どこでも電話やZOOM相談対応してますのでお気軽にご相談ください。
コーダードージョー南風原のプログラミング教室も超超オススメです
南風原のお子さんはぜひご参加ください!
